リオデジャネイロ五輪で金メダル獲得を目指す競泳女子日本代表の渡部香生子(わたなべ かなこ)選手。
2015年の世界選手権女子200メートル平泳ぎで優勝後、一時的に不振に陥っていましたが、今年7月に入り復調し、自信を取り戻してきたそうです。
たくさんの応援、お祝いメッセージありがとうございました!絶対に1人では取れなかった金メダルです。まだここから!まずは明日のメドレーリレーしっかり頑張ります。#世界水泳 pic.twitter.com/IEcZWxzBxT
— 渡部香生子 (@kanaaako15) 2015年8月8日
2015年の世界選手権で金メダルを獲得すると同時に、リオデジャネイロ五輪の出場も内定。
18歳265日でのでの優勝は、世界選手権の競泳種目では国内最年少記録です。
現在は、競泳女子200メートル平泳ぎの世界チャンピオンです。
世界女王として臨むリオ五輪で、再び頂点を目指します。
復調のきっかけは、昨年の泳ぎと今年の泳ぎを見比べたら、自分の上体の動きが全然違うことに気づいたことだったそうです。
今回は、リオ五輪競泳女子日本代表の渡部香生子選手の父親&母親について注目してみました。
母親は一番の理解者
2015年夏の世界選手権200メートル平泳ぎで優勝し、リオ五輪が内定した渡部香生子選手。
世界一の「ご褒美」を手にしましたが、皮肉にも苦悩を味わいました。
気持ちが入らず、昨秋の3カ月は練習メニューの3割程度の消化率。
練習途中に無断で帰ったこともあったそうです。
「ここで水泳をやめたら楽になるかな。何でこんなきついことをしないといけないんだ。」
自問自答しても答えは見えなかった。
今年1月31日の東京都選手権200メートル平泳ぎは2分30秒08で9位で、むせび泣いた。
竹村吉昭コーチは、渡部香生子選手の母親の渡部恵美子さんに「指導する3年間で一番最悪の状態です」と告げ、香生子さんは自宅に戻ると、「お母さん、東京五輪までやらなきゃいけないの?」と漏らしました。
渡部香生子さんの母親の恵美子さんは、愚痴など何でも聞いてくれて、笑いごとにもしてくれるそうです。
この時も「泣いてないで、笑ってさ」と、香生子さんを励ましてくれたそうです。
香生子さんは、お母さんは誰よりも自分のことを気にかけてくれると語っています。
母親の恵美子さんは、渡部香生子選手の一番の理解者なのかもしれません。
2015年の世界選手権で金メダルを獲得した渡部香生子選手。
その後、スランプに陥ってしまった香生子さんを励まし続けたのは母親の恵美子さん。
渡部香生子選手の全てを受け入れてくれる母親の恵美子さんは、娘の一番の理解者なのかもしれません。
渡部香生子の父親はボクシング経験者
渡部香生子さんが水泳を始めたのは4歳の時。
父親の渡部桂次さんは「幼稚園に通い始めた頃、週1回は風邪を引く子だったので、体が丈夫になってほしい一心で水泳をさせた。」
娘が将来、世界選手権で金メダルを取ることになるとは、母親の恵美子さんともども想像していなかったそうです。
最初は水の中で目をあけるのが苦手でした。
プールの深いところでビート板が手を離れると、いつも溺れかけていたそうです。
しかし、渡部香生子選手は急成長します。
その急成長を後押ししているのが、父親の渡部桂次さんとの力こぶ比べ。
渡部香生子さんは、冬場には筋力を強化。
体重も増え、泳ぎの力強さが増しました。
現在、親元を離れている渡部香生子さんは、久しぶりに実家に戻ると「見て!」という感じで筋肉をお父さんと比べっこしているそうです。
父親の渡部桂次さんは高校時代、ボクシング部に入っていました。
現在も体の鍛錬を欠かさず、家にはダンベルやバーベルが所狭しと並んでいます。
そんな父親と張り合えるほどにたくましくなった肉体が、水中で躍動する。
2015年の4月から早稲田大学に進学した女子大生スイマーは、リオ五輪でも本来の力を発揮できるよう準備万端のようです。
渡部香生子選手の父親の桂次さんは、ボクシング経験者だそうです。
現在でも、筋トレを欠かさず、たくましい肉体を維持しています。
愚直に筋トレするストイックさは、娘にも受け継がれているようです。
水泳を始めたきっかけは健康のため
渡部香生子さんが水泳を始めたのは4歳の頃。
体調を崩すことが多かったので、「スイミングスクールに通わせたら体が丈夫になるよ」という話を両親が聞いて、近くにあったJSS立石ダイワスイミングスクールに通い始めました。
最初は健康のためでしたが、泳ぐのが楽しくなってきて、本格的になったそうです。
水泳をやっていてよかったことは、やはりたくさん練習をして試合でいい結果が出たときなどは「やっててよかったな」とか「練習してよかったな」と思うそうです。
水泳を辞めたいと思ったのは、小学校1年生くらいで育成クラスから選手コースに上がることになった時に、周りの友達と離れちゃうのが嫌で「辞めたい」って両親に言ったことがあるらしいです。
渡部香生子選手はリオデジャネイロオリンピック出場について語っています。
2015年の世界水泳のように、思い通りの結果が出るのが一番いいのですが、それ以上にプレッシャーや期待もたくさん重なってくると思います。
そういうのもプラスに変えながら、自分の精一杯の一番いい泳ぎをすることがまずは目標です。
順位ももちろんありますが、自分の泳ぎを一番いいものにすることができてから順位やメダルという意識になると思うので、まずは泳ぎに集中していきたいです。
2020年の東京オリンピックでも渡部香生子選手は23歳。
自国開催のオリンピックに向けて、今回のリオデジャネイロ五輪も楽しんで結果につなげて欲しいと思います。
リオデジャネイロ五輪でのメダル獲得だけでなく、東京オリンピックの出場も狙える渡部香生子選手。
今は、目前に迫ったリオデジャネイロオリンピックに集中しているようですね。
以上が、リオ五輪競泳女子日本代表の渡部香生子選手の父親&母親特集でした。