競泳のリオデジャネイロ五輪代表の星奈津美(ほし なつみ)さん。
萩野公介さん、平井伯昌監督とともに欧州遠征に出発しています。
星奈津美選手と萩野公介選手は、試合や合宿を挟み、直接リオデジャネイロ入りします。
いよいよ長旅へ、、行ってきます!今までの水泳人生の中で最も濃い遠征にしたいと思います。彼と仲良く。(笑) pic.twitter.com/y9ZNyaxPPt
— 星 奈津美 (@h_723) 2016年5月25日
リオ五輪・競泳で金メダル獲得が期待される星奈津美選手と萩野公介選手の2ショット画像。
本当に頼もしい最強コンビですよね。
リオデジャネイロの地でも、笑顔のお2人の2ショットが見たいものです。
星奈津美選手は2015年の世界選手権の200メートルバタフライで見事優勝し、リオ五輪でも金メダル獲得が予想されています。
今回は、リオ五輪競泳女子バタフライ200メートル代表の星奈津美さんの母親について注目してみました。
星奈津美 バセドウ病に負けず
リオデジャネイロ五輪の競泳200メートルバタフライ代表の星奈津美選手。
リオ五輪では、金メダル獲得の有力候補と予想されています。
そんな星奈津美選手ですが、2014年11月には、それまで悩まされていたバセドウ病の手術を受けた経験があります。
星奈津美選手の武器は天性の粘り強さで、残り50メートルのスパートは世界でも恐れられました。
しかし、高校2年の時に、甲状腺ホルモンが過剰に作られる「バセドウ病」と診断されました。
以降、毎晩の薬の服用と、3カ月に1度の定期検診が必要となりました。
2014年、パンパシフィック選手権、アジア大会と国際大会が続く中、全身の倦怠感、動悸、息切れなどのバセドウ病の症状が強くでて手術を決断。
2014年11月21日に、甲状腺を全摘出しました。
「ずっとあった不安要素が減って、すっきりした」
ただ手術のため、約1カ月間、プールから離れたため、練習に復帰するときは不安だったそうです。
「平井先生(平井伯昌監督)が背中を押してくれた」と感謝。
憧れだった男子平泳ぎに北島康介さんや、男子個人メドレーの萩野公介選手達と、同じ練習拠点の東洋大では、これまでにない刺激を受ける日々だったようです。
30代半ばに同じ甲状腺系の病気を患った母親の星真奈美さんは「奈津美はリオにかける思いが強く、心の底から競技を続けたいのだと思う。静かに見守りたい」と話します。
リオ五輪の競泳女子200メートルバタフライで金メダルが期待されている星奈津美選手。
その選手生活は、順風満帆なものではありませんでした。
高校2年生の時に、難病であるバセドウ病であると診断。
リオ五輪に向けてバセドウ病の手術を決断し、現在では見事に復活されました。
母親の優しい一言に号泣
バセドウ病の手術後の2015年4月11日には、東京辰巳国際水泳場で行なわれた競泳の日本選手権、女子200メートルバタフライでは、2分6秒66で6連覇を飾った星奈津美選手。
平井伯昌コーチの指示は「前半抑えて」だったそうですが、「前半積極的に行きます」と主張してのレース。
前半は1分を切る59秒88で飛ばし「ちょっと自分でもハイペースかなと思った」とのことでしたが、しっかりと後半の粘りきりました。
女子100メートルバタフライでは、思ったような記録が出せず、「本当にうれしい。ここまでこれて自分でも驚いている。奇跡」と喜びました。
バセドウ病の手術後は、一時的にタイムも落ち、不安は付きませんてした。
100メートルの結果があり、この日朝にも不安になったが、母親の真奈美さんから「初心に戻った気持ちで、思い切ってやればいいんじゃない」と優しく一言をかけられて号泣。
「スッキリした」と心を整理して、レースに臨めていた。
「家族の支えたあった」と感謝していたそうです。
バセドウ病の手術後に思うよなタイムが出せず、不安でいっぱいだった星奈津美さんを救ったのは、母親の一言でした。
「初心に戻った気持ちで、思い切ってやればいいんじゃない」。
母親の優しい声が嬉しくて、号泣した星奈津美選手。
スッキリして臨んだレースで見事に6連覇を達成することができました。
リオ五輪で金メダルを
星奈津美選手の首元には、12センチの傷跡が残っています。
「迷いはなかった」。
高校1年の3月に発覚した、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、呼吸が苦しくなるバセドウ病の悪化。
薬を飲みながら競技を続けてきましたが、体にメスを入れる決断を下しました。
リオ五輪のために決断した手術。
術後3週間後に練習を開始、ゼロからのスタートでした。
最初は首を動かさないようにクロール中心。
呼吸の際に首を動かすバタフライは恐怖心があったため、しばらくはシュノーケルをつけながら練習しました。
体重増加など、体に変化は生じました。
しかし、星奈津美選手はすべてをプラスに受け止めました。
「元々減りやすかったからコントロールしやすい。気持ち的にもすごくすっきりした部分が大きい。」
以前と違い疲れを翌日まで引きずることはなくなりました。
すべては水泳のため。
技術指導に定評のある平井伯昌コーチ(52)に弟子入りし、持ち味の馬力に名将仕込みのテクニックを加えて進化しました。
星奈津美選手は、自身の競泳生活をリオ五輪までしか考えていないそうです。
集大成となるリオ五輪で金メダルという大輪の花を咲かせることができるでしょうか。
星奈津美選手の首元にある12センチの傷跡。
その他、体重増加などにも悩まされながらも、すべてをプラスに受け止めました。
競泳選手としての集大成としてリオ五輪に挑む星奈津美選手。
金メダルを獲得して、最高の笑顔を見たいですね。
以上が、リオ五輪競泳女子バタフライ200メートル代表の星奈津美さんの母親特集でした。