長崎県長崎市出身の柔道選手である永瀬貴規(ながせ たかのり)さん。
リオデジャネイロ五輪男子柔道81キロ級の代表で、2015年の世界選手権の覇者。
2016年7月14日に、母校の筑波大学の壮行会に出席した永瀬貴規さんは、集まった同校職員や地元中学生らを前に、リオでの金メダル取りを誓いました。
バルセロナ五輪86キロ級銅メダルで同大柔道部の岡田弘隆総監督は、「五輪での勝敗を左右するのは心技体のうち『心』です」と教え子に助言を送ります。
自分自身の戦いでもある五輪で、本来の力を発揮できることを祈ります。
今回は、旭化成に所属する柔道リオ五輪代表選手である永瀬貴規さんの母親に注目してみました。
永瀬貴規の母親はテニスで全国大会出場経験あり
永瀬貴規選手と言えば、その「鋼ボディー」が有名です。
永瀬選手の「鋼ボディー」を作ったのは、母親の永瀬小由利さんが朝食に欠かさず出した、カスピ海ヨーグルトのおかげと言われています。
ヨーグルトの効果には、便秘改善や生活習慣病の予防だけでなく、骨を強くするや筋肉のもととなるなどもあります。
毎朝、母親が用意してくれるカスピ海ヨーグルトが、永瀬貴規さんの完璧ボディー作成に一役買ったのかもしれませんね。
永瀬貴規選手の母親の永瀬小由利さんは、長崎県長崎市出身です。
スポーツ経験は中学、高校とテニスをされていて、全国大会に出場経験もあるそうです。
永瀬選手のお母様も、やはり運動神経抜群のようですね。
柔道・永瀬貴規選手の鋼ボディーの秘訣は、母親のカスピ海ヨーグルト。
強靭な体を作るためには、やはり食事は重要です。
母親の永瀬小由利さんもスポーツ経験者なので、運動選手の体調管理には詳しいのかもしれませんね。
母親が語る日常のひとこま
2015年の柔道世界選手権で、男子81キロ級を初制覇した永瀬貴規選手。
ぼくとつな九州男児は、冷静に周囲を見渡す広い視野と、相手を思いやる優しさを兼ね備えた「目」を持ちます。
客席から声援を送った母親の永瀬小由利(ながせ さゆり)さんは、何気ない日常のひとこまを明かしました。
「先日、焼肉屋さんに行った時、水が出てこないので呼び鈴を押して店員を呼んだんですが、なかなか来ないので、何度も呼ぼうすると、貴規が『いいさ、お母さん。店員も忙しいんやろ』って」
周囲をおもんぱかる目は、優勝直後の報道陣への対応でも同じです。
永瀬選手を取り囲む記者団の輪がぎゅっと縮まると、「汗臭くないですか?」。
歓喜の中で、そんな一言から切り出す王者も珍しい。
永瀬貴規さんは、自分のことだけでなく周囲に対する心配りも素晴らしいようです。
優勝直後でも報道陣に対する配慮をするなんて立派ですよね。
自分のことばかりでなく、周囲に対する気配りが柔道の試合でもいきてるのかもしれません。
小学校時代のエピソード
永瀬貴規さんは、長崎市で6歳で柔道を始め、自らを高めたのも、その目によるところが大きいと言われています。
母親の永瀬小由利さんによると、小学校時代、大会で試合が終わった永瀬選手を連れて帰ろうと見渡しても、決まって近くにいない。
残って中高生の試合を眺め、先輩たちの技を盗んでいたといいます。
その目が自らに向く時は厳しくなります。
リオデジャネイロ五輪が現実的な目標に切り替わった、2014年の国際大会「グランドスラム東京」。
チリキシビリ(ジョージア)やピエトリ(フランス)ら実力者を破っての優勝直後に自らの弱点として、寝技を挙げていました。
それから約2年、その寝技でピエトリとの決勝を制して世界王者に上り詰めました。
洞察力の基づく努力のたまものです。
身体能力の高い猛者が集まり、「日本選手は勝てない」とまで言われた81キロ級で、1995年大会の古賀稔彦以来12大会20年ぶりに優勝を成し遂げた永瀬選手の殊勲に、全日本男子の井上康生監督は「最も強化に苦しんできた階級だけに頂点に立ってくれて、うれしく思う」
自らに対して厳しい姿勢で臨む永瀬貴規選手。
日本選手は勝てないと言われている81キロ級での、金メダル獲得が果たしてあるのでしょうか?
ぼくとつな九州男児が快挙を起こす瞬間を、ぜひ目にしたいものです。
以上が、旭化成に所属する柔道リオ五輪代表選手である永瀬貴規さんの母親特集でした。