リオデジャネイロ五輪での日本の金メダルは14個…。
こんな予想を発表したのは、アメリカのデータ会社グレースノート。
前回のロンドン五輪では、日本の金メダルの数が7個。
グレースノート社の予想が的中すれば、獲得金メダルの数は倍増し、メダルラッシュに沸くことになります。
銀メダル、銅メダルも含めたメダル総数の予測は38個で、世界7位となっています。
金メダルを複数獲得すると予想された選手は、体操の内村航平(うちむら こうへい)選手。
個人総合と種目別鉄棒の他に、体操男子団体総合でも金メダルを獲得すると予想されています。
今回は、リオデジャネイロオリンピックで金メダル獲得が確実視されている内村航平さんの母親について注目してみました。
内村航平の母親は長崎県出身の体操選手で指導者
内村航平さんは、2008年北京、2012年ロンドンのオリンピック2大会に出場し、ロンドン大会個人総合での金メダルを含む5つのメダル(金メダル1、銀メダル4)を獲得しています。
また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む19個のメダル(金メダル10、銀メダル5、銅メダル4)を獲得しています。
そんな内村航平さんの母親が体操競技選手であり指導者でもある内村周子(うちむら しゅうこ)さん。
1962年生まれなので、現在の年齢は54歳くらいということになります。
内村周子さんは長崎県出身で、9歳からバレエ、14歳から体操を習い、純心女子高等学校で体操部に所属しました。
長崎県立女子短期大学時代には、九州学生体操競技選手権大会で優勝します。
卒業後、体操指導者の内村和久さんと結婚されました。
内村航平さんは、体操選手だったご両親が、借金をしてまで作った諫早市にある体育館兼自宅で、3歳の頃から自然と体操をするようになりました。
ご両親は航平さんに決して無理強いさせず、いつも楽しく遊ばせるようにしたといいます。
そんな遊びの延長線上に母親の周子さんが力を入れる「右脳トレーニング」のプログラムがありました。
例えば、絵本をパッと開いて、そこになにが描かれていたか子どもに説明させたりするそうです。
訓練を続けると、子どもはページを丸ごと一瞬で覚えます。
他にもジグソーパズルをさせたり、絵本の読み聞かせを過剰なくらい気持ちを込めて読んであげたりしたそうです。
そしてある日、航平さんが体操のビデオを繰り返し見ながら、紙に連続写真のようなコマ割りの絵を描きだしたそうです。
それがとても上手くて、一瞬、一瞬を正確に切り取ったようでした。
技を覚えるのに効果的なやり方なのだそうですが、内村航平さんにはそういう才能はあったのではないかと母親の周子さんは、語っています。
リオデジャネイロオリンピックで金メダル獲得が期待される内村航平さん
母親の内村周子さんも元体操選手で指導者でもあります。
諫早市にある実家が体育館も兼ねるという最高の環境で3歳から体操の練習をスタートさせた内村航平さんは、両親のサポートと努力で才能を開花させました。
溺愛していた息子からの衝撃の一言
内村航平さんの母親である周子さんは、極力、自分で作った「手料理」を食べさせていたそうです。
体操教室を運営している周子さんと内村航平選手の父親の内村和久さん。
共働きという環境で、子供たちと一緒に食事をとることが少なかった周子さんは、それでも「手作り」にこだわったそうです。
それが「おやつ」であっても自分の手で作ったものを、手紙とともに食卓や冷蔵庫においておく。
「食」は、親子の大切なコミュニケーションでした。
高校から親元を離れて生活し始めた息子の航平さん。
周子さんが一番心配したのは、やはり食事でした。
「手料理」を冷凍させて、冷凍宅配便で息子に届けたほど。
とにかく、心配で息子にべったりだった周子さん。
そんな息子が、突然「もう、応援に来ないで…」て言ってきたのは、大学生の時。
周子さんは、溺愛していた息子からの衝撃の一言に、悲しくて泣いてしまったそうです。
「自分も子離れしなくては…」一時、疎遠となりましたが、今では「母さんの好きにして」と、元の親子関係に戻っているそうです。
息子の航平さんのことを溺愛していた母・周子さん。
大学生の頃には、息子から応援に来ないでと衝撃の一言が…。
一時、親子の仲は疎遠になったようですが、現在は元に戻っているようです。
息子の嫁との確執?
ベルギー・アントワープで開催された第44回世界体操競技選手権で、前人未到の世界体操・個人総合4連覇を達成した内村航平選手。
遠くベルギーまで駆けつけ、会場で見守っていた母親の周子さんは、花束を手渡されると、「子を持つ親の気持ちがわかっってきたのかな。私に対して優しくなった」と、照れくさそうに笑みを浮かべました。
内村航平選手は、この大会で床と鉄棒で銅メダル、平行棒でも金メダルを獲得するなど、圧倒的な強さを見せつけました。
内村航平さんの母親の周子さんといえば、2008年の北京五輪の時から、おさげ髪に日の丸の髪飾りをつける独特の髪型で、息子の応援に声をからす「名物母」として知られていました。
しかし、2012年11月に大学の体操部の後輩だった女性と結婚したことで、母子の間に溝が生じ始めました。
周子さんは息子を「航平、航平」と溺愛していたので、自分の元を離れて息子が他の女性と一緒になるのが嫌だったようで、まだ早すぎると結婚に猛反対したそうです。
母親の反対を押し切り結婚した航平さん。
しかし、母親の周子さんを航平さんの奥さんの関係はあまりよくないようです。
内村航平選手の試合に応援に来る周子さんに、報道陣はコメントをもらうため、「結婚して強くなりましたか?」などと質問すると、「結婚とか関係なく、前から強かったですから」と決して奥さんの存在を認めようとしないそうです。
2013年9月中旬、三重県で行なわれた全日本社会人体操競技選手権では、奥さんが2012年4月に生まれたばかりの長女を連れて来場。
もちろん会場には、母親の周子さんもいつものように駆けつけていました。
奥さんは体操の試合会場に似つかわしくない服装にピンヒールでした。
そんな妻を避けるように、周子さんは少し離れて応援していました。
ほとんど会話もせず、終了後も別々に帰っていきました。
周子さんは自身も元体操選手なので、試合会場がどういう場所かわかっています。
それなのに、ピンヒールなんて目立つ格好でやってきたことに腹が立ったようです。
とにかく息子を取られてという思いが強いから、奥さんがやることすべてが気に食わないのかもしれません。
リオデジャネイロ五輪では、内村家の嫁と姑の間の確執は解けるのでしょうか。
母親の周子さんと息子の航平さんの奥さんの間には、ちょっとした確執があるようです。
リオデジャネイロ五輪の試合会場では、嫁姑が仲良く内村航平選手を応援するシーンが見られるとよいですね。
以上が、リオデジャネイロオリンピックで金メダル獲得が確実視されている内村航平さんの母親特集でした。