吉田沙保里の父親は61歳で車内で急死 死因はくも膜下出血

WS000069
リオデジャネイロ五輪日本代表選手団主将の女子レスリング・吉田沙保里(よしだ さおり)選手。

レスリング女子史上初の4連覇を狙う吉田選手は、女子53キロ級に出場されます。

8月5日開幕のリオデジャネイロ五輪に出場する日本代表選手団の結団式と壮行会が、7月3日に東京都渋谷区の代々木体育館で行なわれ、主将を務める吉田選手は、「チームジャパンのちからを合わせ、最大限のパフォーマンスを発揮する。選手にとって記録も記憶にも残る最高の五輪となるよう精魂を傾けて臨む」と決意表明しました。

リオ五輪壮行会には、一般参加者ら約1万人が集まり、出場選手にエールを送りました。

今回は、リオデジャネイロ五輪での金メダル獲得が予想される吉田沙保里さんの父親について注目してみました。

スポンサーリンク

吉田沙保里の父親は車内で急死 死因はくも膜下出血

吉田沙保里選手の父親の吉田栄勝(よしだ えいかつ)さんは、青森県八戸市出身。

2009年にレスリング女子日本代表コーチに就任。

2010年アジア選手権では女子チーム監督を務め、2012年のロンドンオリンピックでは女子代表チームコーチを務めました。

吉田栄勝さんは、自身も元レスリング選手で現役時代は1973年の全日本選手権フリースタイル57キロ級で優勝。

その後はレスリング教室を主宰し、吉田沙保里選手を幼い頃から指導しました.

2012年のロンドン五輪では吉田沙保里選手のセコンドに付きました。

その吉田沙保里さんの父親の栄勝さんは、2014年に61歳で急死してしまいます。

2014年3月11日午前7時15分ごろ、津市小舟の伊勢自動車道上り線の路肩に止まった車内で、栄勝さんがぐったりした様子で倒れているのを別の車の運転手が見つけ、110番しました。

栄勝さんは、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

死因は、くも膜下出血でした。

吉田沙保里選手の父親は、自身もレスリングの選手で、名コーチでもありました。

「名選手、名監督にあらず」などと言われますが、吉田沙保里選手の父親の吉田栄勝さんは、名選手でもあり、名監督でもあったようです。

残念ながら、61歳の若さで亡くなられてしまいます。

父親のお通夜には多くの人が自宅を訪れた

三重県警高速隊によると、車の前方に傷があり、追い越し車線脇の中央分離帯に接触後、300メートル先の走行車線左側のガードレールにぶつかり、路肩に停車したとみられます。

現場は津インターチェンジ(IC)から南に約500メートル。

高速隊は、運転中に発症した吉田栄勝さんが路肩に車を止めようとし、停車後に完全に意識を失ったとの見方を示しました。

11日に変わり果てた父親と対面した吉田沙保里さんは、涙が止まらず、崩れ落ちるように泣き続けたそうです。

食事もろくに取らず、父親の傍らを離れず悲しみに打ちひしがれました。

13日のお通夜を前に、訃報を知ったたくさんの教え子や親戚、知人が自宅を訪れました。

教え子たちが「吉田先生!」と泣き叫ぶたびに、沙保里さんの目にも涙があふれ出ました。

父親の急死から4日後の3月15日には、レスリングの国別対抗団体戦女子ワールドカップの試合が控えていました。

吉田沙保里選手は、とても試合ができるような状態ではありませんでしたが、それでも、試合に出ることが吉田家の教えだったようです。

何よりレスリングを優先してきた栄勝さんが「何をやっているんだ!試合の出ろ!」と言うことは分かっていました。

吉田沙保里さんは、最愛の父親の死に大きなショックを受けてしまいます。

しかし、その4日後にはレスリングの大会がありました。

吉田沙保里さんは、父親の教えを守るために試合に強行出場されました。

スポンサーリンク

父親に捧げる金メダル

試合前日の14日、告別式を終え三重から東京に移動。

チームに合流し、わずか40分間だけ仲間と練習を行いました。

3日以上、体を動かしていなかった吉田沙保里選手。

本来なら試合前日は体調を最高の状態に整えなければなりませんが、息はすぐに上がり、練習後は足がむくんでパンパンに腫れ上がりました。

「ノドから血が出そうだった」、これまでにない最悪の状態でも圧勝できたのは、父親が後押ししてくれたからなのかもしれません。

レスリングの国別対抗団体戦女子ワールドカップで、父親に捧げる金メダルを獲得した吉田沙保里さん。

大会には、沙保里さんは父親の遺影を携えていましたが、父親の形見の品を東京に持ってくることはありませんでした。

栄勝さんは教え子がたくさんおり、人望も厚かった。

愛用していたTシャツや練習着、ベルトといったものは、タンスの中から教え子たちが形見分けで片っ端から持っていき、沙保里さんは何も手にしなかったそうです。

それでも女王は納得しています。

その理由を母親の吉田幸代さんが語ります。

「いいんですよ。あの子はタックルをもらいましたから。タックルが形見です。」

タックルさえあればいい、父親直伝の必殺技が最高の形見分けだ。

父親の死の直後にも関わらず出場した大会で金メダルを獲得した吉田沙保里選手。

天国の父親も、そんな娘の姿を優しく見守ってくれていたことでしょう。

試合後は父親の遺影とともにチームメイトから胴上げされました。

以上が、リオデジャネイロ五輪での金メダル獲得が予想される吉田沙保里さんの父親特集でした。

スポンサーリンク